葬儀に一般の参列者として参加した場合、遺族への挨拶で気をつけるべきことは、できるだけ簡潔な言葉で気持ちを伝えることです。普通の葬儀の場には、他の参列者もいますので、一人だけで時間を取るのは望ましくありません。
また、遺族も大切な家族を亡くしたばかりの状態なので、あまり複雑な言葉は、まだ心に届く状況ではないかもしれません。どうしても、故人を悼む気持ちを長い言葉で伝えたいときは、少し時間が経って落ち着いてから、手紙に書くなどすることをお勧めします。
そして、簡潔な言葉も、「ご愁傷さまでした」や「心からお悔やみ申し上げます」など、一般的に良く用いられる言葉を使うのが無難でしょう。他の人と同じような簡潔な言葉だけを使っても、心がこもっていれば、追悼の気持ちは伝わるはずです。
なお、挨拶の中で「死」という言葉を使ったり、重ね言葉を使用するのは避けるべきです。
近親者が逝去をした場合、葬儀の際に遺族代表の挨拶をしなければいけないということもあります。それは一般葬であっても家族葬であっても同じです。家族葬のほうが深く考えなくてもよいのかもしれません。どういう言葉で伝えたらよいのか分からないということもあるかもしれません。
そんな時には葬儀会社に確認をしておくとよいでしょう。オンラインでもチェックをすることはできますが、専門業者のほうが頼りになります。もしも自分の言葉で伝えたいことがある場合には、多少長くなっても話すとよいでしょう。
まとまりのない話でもよいです。自分の言葉であれば気持ちも伝えることができます。喪主や施主の場合にはそれ専用の言葉があるので、必ず言ったほうがよい言葉もあるので、事前に専門業者に聞いておくのもよいでしょう。
どのタイミングで挨拶をするのか、ということも分かるようになっています。